2018年もどうぞよろしくお願い致します。
年初より素晴らしい古民家を見学させて頂きました。
場所は横須賀津久井浜、駅から近い住宅街に佇む茅葺きの建物「万代会館」です。
戦前戦後を通じて、帝国銀行や東京通信工業(現・ソニー)の会長を務めた万代順四郎氏とトミ夫妻の邸宅だったもの。夫人他界後の昭和55年、横須賀市に寄贈されました。
その後、「万代会館」と名付けられ、市民施設として文化活動の場となっています。深刻なのは、茅葺きだけでなく内部も老朽化が進んでいることなどで財政面からも一時は10年以内の取り壊しが決められましたが、地元住民、団体による合意活動で保全活用が進められると行政も判断し施設存続となりました。
詳しくはこちらhttp://www.kanaloco.jp/sp/article/231319
神奈川にもまだまだ沢山こんな古民家が残っているのではないかと思います。それを私たち協会が進める歴史的資源を活かしたまちづくりとして再生活用のお手伝いができないのか?と思いをめぐらせます。
この素晴らしい建物と環境を未来のこども達のために持続可能なかたちで残し、日本の伝統文化を残していきたいものです。